我家の改築記録

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築100年以上の藁葺き屋根だった我家の改築を両親から催促されていた。
当時は自家用車も無く一日4往復の便しかないバス停まで高低差40mの
山道を300mも歩く様な所に家を新築しょうとは思わず無視していたが、
納屋や蔵も有り飲み水も近くにあって屋敷を変える事はあきらめた。
構造材も木挽きさんに頼んで山から切り出し移動製材所を頼んで
必要材料は全部揃っていたので断りきれなくなり宮崎出身の友達を頼み
2人で昭和36年の正月から工事に取り掛かり3月の彼岸の中日に棟上をし
約半年で完成した。当時は普請には近所の人に無料奉仕で手伝いに来て貰い
古家の解体工事など大変助かった。間取りの寸法は1間が6尺 建具は5尺8寸と
 間取り寸法で3寸短く 建具寸法で1寸高い設計にした 理由は新築の家に
古い建具を使えない様にと思ったからだ。お陰で建具は全部新品を調達できた
工事中は毎晩二人で晩酌をやり飲み足らなくて時々バイクに2人乗りで
大田や湯抱温泉まで飲み歩き無茶をしたもんだ、今考えると若気の至りだった
時代は変わり自家用車も持てるようになったこの頃は快適な我が家である


昭和34年頃の我家のカラー写真
当時は天然色写真と言った

現在の我家
右奥に平成10年増築した

昭和36年2月 旧家屋の解体中

池の方から増築部分を見る

奥の方に蔵が見える
格子窓の所は便所だった


現在の我家

藁葺き屋根の骨組みと
軒先の瓦を降ろした所

裏山から三瓶山を望む
手前の建物は蔵と漬物部屋

基礎工事残念ながら工事写真はこれまで
写真機が壊れて棟上の写真が無い

平成10年 手前に増築した
バリアフリーで部屋まで車椅子で上がれる

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